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経済産業省 GENIAC 基盤モデル開発支援事業 (第4期) における採択事業者への支援を開始
2026年6月4日、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) が実施する Generative AI Accelerator Challenge (GENIAC) の一環として実施している基盤モデル開発支援事業の第4期における採択事業者のキックオフが行われました。今回 AWS は NVIDIA B200 Tensor Core GPU を搭載する Amazon EC2 P6-B200 インスタンス (p6-b200.48xlarge)、NVIDIA H200 Tensor Core GPU を搭載する Amazon EC2 P5en インスタンス (p5en.48xlarge)、NVIDIA H100 Tensor Core GPU を搭載する Amazon EC2 P5 インスタンス ( p5.48xlarge, p5.4xlarge) 等の学習・推論に必要な仮想サーバーを提供します。
AWS は、GENIAC バーチャルチームを中心に、以下の支援を提供します:
- 計算資源: Amazon EC2 P6-B200, P5en, P5 インスタンスの提供
- 技術支援: AWS Solutions Architect (SA) を中心としたメンバーにより、コンピュート (EC2)・ネットワーク (Elastic Fabric Adapter (EFA))・ストレージ (Amazon FSx for Lustre および Amazon S3) で構成される分散学習環境の AWS ParallelCluster を活用した構築・管理の支援
- 開発者コミュニティ支援: 海外モデルプロバイダーの開発メンバーとの交流イベントによる最先端の開発動向調査や海外視察、国内の機械学習エンジニア同士の交流による知見共有をはじめとした Meetup の実施
- 事業化支援: GENIAC を通じて開発された基盤モデル・生成 AI アプリケーションの Amazon Bedrock Marketplace、 AWS Marketplace の活用による go-to-market (GTM) 支援、利用企業との AWS 主催イベントを通じたマッチング機会の提供
これらは、経済産業省商務情報政策局情報処理基盤産業室、NEDO、ボストン コンサルティング グループ (BCG)、および AWS パートナーであるクラスメソッド株式会社と密に連携のうえで提供されます。
採択事業者
採択事業者のうち AWS を利用する事業者は以下です (現時点で承諾が得られたもののみをアルファベット・五十音順で掲載):
- 株式会社ABEJA
- Direava株式会社
- 株式会社DubGuild
- 株式会社Preferred Networks
- 株式会社メルカリ
- ONESTRUCTION株式会社
- Sansan株式会社
- 株式会社Spectee
採択事業者からコメントを頂きました
株式会社ABEJAは、GENIAC第一期から継続して、LLMの社会実装への貢献を目的に、LLMおよび周辺技術の社会実装に取り組んでまいりました。
第四期では間違いが許されないミッションクリティカル事業への利活用を目的に、LLMおよび領域特化型のAIエージェントの研究開発に取り組みます。その上で、株式会社IDOM様と連携し、自動車整備領域における利活用を実証します。
AWS様の大規模な計算資源および技術支援を活用することで、過去事例など複数の情報ソースから必要な情報を自律的に検索・参照するToolUse能力、多様なデータを用いて論理的・段階的に解答を導き出す多段推論能力の強化を進めてまいります。
このたび新たに開発する技術は、実店舗で「Human in the Loop」の元、運用することを予定しています。精度を継続的に向上させながら、自動車整備領域における人手不足、属人化、技術の高度化による生産性低下といった課題の解決に貢献してまいります。
— 株式会社ABEJA 執行役員 木下 正文 氏
弊社はGENIACサイクル4において、外科手術における「未来予測AI基盤モデル」の開発に注力します。
サイクル3に引き続き、Amazon EC2 P5インスタンスや、大規模分散学習を支える最先端のインフラを継続して活用できることに深く感謝しております。AWS様の強力なサポートのもと、最先端AIの力で一歩先の医療現場を支えるソリューションの開発を加速させてまいります。
— Direava株式会社 CTO 斎藤 洸輔 氏
DubGuildは、大規模な音声インタラクションモデルの研究開発に取り組んでいます。
GENIACプロジェクトでは、B200 GPUを搭載したAWSのP6-B200インスタンスを活用し、30B級の大規模音声言語モデルの開発を進めてまいります。
本取り組みにあたり、Generative AI Innovation Centerをはじめ、AWSの皆様より多大なるご支援を賜っておりますこと、心より感謝申し上げます。
— 株式会社DubGuild CEO 大嵜匡俊 氏
株式会社メルカリは、GENIACプロジェクト4期目において、”Generative Retrieval技術を用いた二次流通市場向け高精度検索・推薦基盤モデルの開発”に取り組みます。Amazon EC2 P5インスタンスを活用し、大規模な学習を行います。AI自身が商品を丸暗記して探す次世代検索モデルによって、世界中の誰もが欲しい物にすぐに出会える最高の買い物体験を目指します。
— 株式会社メルカリ 研究開発組織R4D 所長 小堀 訓成 氏
AWS様には第3期に続き、第4期も引き続き支援いただきありがとうございます。
ONESTRUCTIONは本事業において、建設×AIをテーマに、建設ドメイン知識のAIエージェントへの統合と、それによる3次元設計(BIM)のAIによる自律化を目指します。
AWSの圧倒的なレジリエンスと信頼性に加え、とりわけGenAI Innovation Centerのチームによる世界水準の知見によるバックアップにより、建設業界のAI-Powerdを実現させます、ご期待ください。
— ONESTRUCTION株式会社 AI戦略ユニット Manager 日高 洸陽 氏
防災・危機管理分野からは初の採択となる今回、Specteeは独自の災害データとAI技術を基盤に、危機事象をリアルタイムに抽出する災害検知LLMと、ユーザー固有のBCP等を踏まえて行動を示唆する危機管理AIエージェントの開発に取り組みます。学習には Amazon EC2 P5 インスタンス、データ管理には Amazon S3 を活用し、AWS様のバーチャルチームによる技術支援のもと、人命に関わる領域に求められる高い精度と安定性の実現を目指します。日本発の次世代防災・危機管理基盤として、グローバル展開を見据えて開発を加速してまいります。
— 株式会社Spectee 取締役CRDO 加藤 奈々 氏
まとめ
AWS では日本のお客様に対し、2023年の AWS LLM 開発支援プログラムにはじまり、グローバルの Generative AI Accelerator や AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラムといった取り組みを通して生成 AI ワークロードを支援しています。GENIAC においても第2期、第3期に続き、第4期でも引き続き採択事業者の皆様と伴走し、これまで蓄積してきた知見を活かして日本の生成 AI 基盤モデル開発力の向上に貢献できれば幸いです。